足と膝と腰をはじめからひねってからドライバーをフルスイングしたら、曲がらずに強いボールが出ました。
予め足、膝、腰をひねっておく打ち方は、ダウンスイングでひねりをほどくだけなので軌道が安定します。
下半身が安定して動くのでスイングの細かい悩みがなくなります。
かんたろうはこのスイングでハーフ37が出ました!
1.この打ち方でハーフ37(15)が出た!
ラウンドの途中からこのスイングの仕方にしてみたら、後半でハーフ37(15)が出ました。ハーフ1オーバーなんてかんたろうにとっては夢みたいなスコアです。目標のパープレーがちらっと顔をのぞかせた一瞬でした。
2018年4月12日追記:その後ハーフ36が出ています。
2.はじめからひねっておくアドレスの作り方
このスイングのポイントはアドレスするときから予めひねりを作っておくことです。
予めひねったアドレス→テークバックでさらにひねる→ダウンスイグはひねりが元に戻ろうとする力を使うだけ、というスイング方法です。
アドレスの仕方を説明します。
2-1.胸、肩のラインを飛球線と平行に合わせる
胸、肩など上半身は飛球線方向に対して平行にしてアドレスに入ります。
2-2.両足とも左を向かせる
左足は一般的なアドレスよりもかなり開き目、右足は正面よりもわずかに閉じます。
かんたろうは左足は45°くらい、右足は90°よりも少しだけ内側にしています。
写真では右足も開いているように見えますが、実際には下の図のように右足をわずかに閉じています(閉じているつもりです)。
つまり両方の足先が角度は違うものの左へ向きます。
両足の左へ向く角度は人によってそれぞれだと思うのでちょうどいい位置を探してください。
飛球線のラインはかかと側で合わせるので、左足先は右足先よりも開いた分だけ後ろにあります。
もしくはかかとのラインもわずかにオープンにしたほうが、真っすぐいくような感じがします。
追記:ここがすごく大事でした。左足かかとのラインを少しだけオープンにすることで、左手をグリップした際の甲側の小指、薬指、中指辺りに張りを感じます。この張りがあると緩みなくスイングできて、ちょっとの力感でも力強いインパクトをすることができます。左手で引っ張って打てます。
2-3.脱力すると、体の正面は少し左側を向く
このとき足の筋肉を脱力すると、体の面は少し左側を向きます。両足が左を向いているのだから体は自然と両足の方向へ向くことになります。
この動作ははじめの確認のときだけ行えばよく、毎回行う必要はありません。
脱力したときの体のラインをイメージするとこんな感じです。黄色は腰の断面です。
一番初めに確認の意味で行うので、毎回行う必要はありません。
2-4.腰のラインを飛球線と平行にする
この段階では胸は飛球線と平行ですが、腰のラインは飛球線よりオープンになっています。
ひざを曲げながら、開いている腰のラインを飛球線と平行にすると、両ひざは円を描くように右へと時計回りに回され、ひざがひねられる感じがします。
図にすると以下のような感じです。
足の裏のまっすぐな赤いラインはその位置でキープしたまま、膝頭を回転させながら正面にもってきます。
するとアドレスの段階ですでに右膝や右股関節、左すねに力がたまっている感じがします。
足の裏には左へ回転したい力が感じられます。
これであらかじめひねりの効いた下半身のアドレスの完成です。
3.グリップの仕方
このときのグリップは左右のグリップの緩みがなくなる2WAYグリップのすすめや、ゴルフグリップの握り方のコツは左右を拮抗させるために絞るで紹介しているやり方で、胸の前に常にグリップかフェースの芯がある感覚のグリップがおすすめです。
胸の前からグリップが外れない感覚を持っていれば、指は強く絞らなくても大丈夫です。
2018年5月11日追記:先に両かかとの幅を2cmあけて立ち、左足つま先を45度(30度ではいけません、45度!)に開きます。右足先はそのまま。この状態で仙腸関節をきめながらグリップします。そうするとグリップがすんなり決まります。
それから2にある通り左脚、右脚と広げるという手順を守ります。この瞬間にもうショットの成功は9割くらい決まっています。
3-1.手で返そうとするとフックがでる
このスイング方法では足腰や上体のひねりを元に戻そうとする力でダウンスイングするため、腕でフェースを返す動きが強いとフックボールになります。スイング自体が捕まりやすい動きなので、グリップがしっかりできていれば腕の仕事は少ない感じで大丈夫です。グリップはずっと胸骨の前をキープさせます。
4.このスイングの長所と欠点
このスイングの長所をまとめました。
- 下半身の力で打てるので上半身の力がなくても飛ぶ
- 予めひねたった体をさらにテークバックで捻るのでヘッドスピードが早くなる
- 下半身を斜めに使うことで太ももの屈系の強い筋肉の反作用の動きを、上体の回転運動に加えることができる
- ひねりをほどくだけで打てるので、スイングの再現性が高い
- インサイドアウトの軌道がストレート軌道になるのでプッシュスライスの人に向く
- インパクトでフェースがスクエアを保てるゾーンが長い
- よってインパクトがずれてもボールが曲がりにくい
- 左足先を開いておくほど、トップでの間が作りやすい
- 足はオープンで、上体はスクエアに構えるため、4スタンス理論のクロス系の人に向く(かんたろうはB2です)
このスイングは足腰を捻った力を元に戻すという大きく安定した力を使うので、力強いスイングが楽にできます。
このスイングの欠点は次のようなものです。
- 下半身を完全なスクエアに構えないので、慣れるまで方向がずれる
- 傾斜地でのスイングでフックが出やすい
- このスイングでまっすぐいくクラブを探す必要がある
- フックフェースでないクラブだと右にまっすぐ出る
- ハンドファーストになるので出玉が低い
- 流行りのベタ足スイングにならない
足をどれくらい開けばいいかは慣れが必要です。いままでの下半身のクスエアなイメージをいったんなくして、ちょうどいい足の開きをスクエアと感じられるように練習が必要です。傾斜地ではまだ慣れていないので、捻りの強さだったりがわかりません。傾斜によっては手で打つ必要もあるので、加減を覚える必要があります。
それとこのスイングでまっすぐいくクラブを探す必要があります。実際に打ってみて真っすぐに打てて、ライ角やプル角がしっくりくるものを探します。
5.このスイングに合うクラブ
このスイングに合うクラブはまずフックフェースのドライバーです。
キャロウェイだったらXR16の10.5°、フックフェースでさらにライ角も59.0です。かんたろうのエースドライバーです。
気をつけたいのは重りでドローバイアスが効いているドライバーではなくて、そもそもフェースの作りがフックフェースやシャフトのささり方がフックのものでなくては合わない(カチャカチャで変えられれば可)ということです。このスイングではフックフェースでないドライバーだとまっすぐ右に飛びだします。
XR16は曲がりそうで曲がらない!救世主ドライバー
次にこのスイングに合うアイアンは身長に合わせたライ角の合ったアイアンです。PINGのフィッティングがいいと思います。かんたろうは身長175cmで7Iで64.0°です。これくらいアップライトでないと右に出てしまうと思います。
アイアンのライ角を変えてみたらパーオン率40%→60%へ
まとめ
足、膝、腰をはじめからひねった状態でアドレスする方法を紹介しました。はじめ、ひねって、の頭文字をとってわかりやすくHHスイングとしました。
かんたろうはこの方法でハーフベスト37が出たため、しばらく追求していこうと思います。
また進展があったら記事にします。
追記:ゴルフではじめからひねっておくスイングは練習少なくても上達可能にその後の経過を書いています。