スパイダーツアープラチナム2017を使って、転がりがとてもよかったのでレビューしたいと思います。
購入してはいたものの、なかなか実戦で投入するチャンスがなかったスパイダープラチナムですが、やっとコースで使用したので詳しく書いてみます。
スパイダーツアープラチナム2018が発売される
購入してから実戦投入するまでにだいぶ時間が経ってしまって、ついにスパイダーツアープラチナム2018と次年のバージョンが発売されてしまいました。
2017バージョンと2018バージョンの違いは、インサートが少しソフトになった違いだけのようですが、今回は2017バージョンについて書いていきます。
2018モデルは打感のやや軟らかいサーリン®+アルミニウム混合素材が採用されています。
順回転を促進する新PURE ROLLインサート搭載
テーラーメイドの公式HPによると、スパイダーツアープラチナムには順回転を促進する新PURE ROLLインサートが搭載されています。新PURE ROLLインサートとはボールに順回転を与える45°下向きのミゾのあるインサートで、確かに打ったときに転がりの良さを感じます。
ただ溝が45°の下向きかどうかは目をフェースに近づけてよーく見てみても、はっきりとはわかりません。
順回転を掛けるには、ミゾが45°上向きのほうが、うまく擦れるのではないか、と単純に思うのですが、そこは深く考慮されたところがあるのでしょう。
インサートの裏側にはフェース面のスリップを防止するソフトポリマーTPUが挟まれています。
長いサイトラインが真っすぐに構えやすい
スパイダーツアープラチナムには、同年のスパイダーツアーレッド・ブラックにはなかったサイトラインが入っています。これが長いサイトラインでまっすぐに構えやすいです。
かんたろうはボールのラインも打ちたい方向へ合わせてセットするタイプなので、ボールのラインとサイトラインを合わせれば自動的に正しい向きに向けることになります。
これはすごく安心感があります。
コースで見るとこんな感じになります。
ボールラインさえ正しく置ければ、構えるときに向きを間違えることはなさそうです。
グリップはスパストが標準搭載
グリップはSuper Stroke Pistol GT 2.0(径54/70g)が標準搭載されています。
これもグリップの正面が平らになっていて、面の意識を感じ取りやすいです。いつもスパストのグリップを使っているかんたろうにはしっくりときます。
グリップエンドにはウエイトが埋め込んであるようです。これもストロークの安定性を増すのに貢献しているのだと思います。
硬めの打感・しっかりした音
いつもつかっているオデッセイのインサートのパターよりは同じに打つと若干こちらのほうが強くでます。よって硬めの打感なのかもしれません。
音もロングパットをしたときに、あまり聞いたことのない音がしました。同伴者の人が「変な音がした」と言ったので、確かに聞き慣れない音だと思いました。
これは芯を外したからなのか、分からなかったのですが、結果すごく寄ったパットになったので気になりませんでした。
もしかしてミスがミスにならないパターなのかもしれません。
スパイダーツアープラチナムのスペック
スパイダーツアープラチナムのスペックを見て行きましょう。
モデル | Spider Tour Platinum |
---|---|
ヘッド素材/フェース素材(製法) | アルミニウムボディ&スチールフレーム / アルミニウム |
ロフト角(°) | 3.5 |
ライ角(°) | 70 |
長さ(インチ) | 33 , 34 |
シャフト(ホーゼルタイプ) | ダブルベンド |
グリップ | Super Stroke Pistol GT 2.0(径54/70g) |
スパイダーツアーレッドとブラックはショートスラントネックなのに対して、プラチナムはダブルベンドのホーゼルタイプを採用しています。
一番のポイントはプラチナムのみフェースバランスだということ。
購入時にレッドとブラックも打ってみたのですが、いつもフェースバランスのパターばかり使っているかんたろうにとってはしっくりときませんでした。
初心者はフェースバランスパターがよいと言いますが、普段からフェースバランスを使っているひとにはプラチナムの方が向いていると思います。
スパイダーツアープラチナムのいいところ
スパイダーツアーツアプラチナムのいいところは、一番は慣性モーメントの高さでしょう。
うまくヘッド後ろ側両脇のウエイトが効いていて、グリップを正しくキープ出来てさえいれば、ストローク中に軌道が乱れることがありません。さらにスパストだとグリップのブレが本当に少ないですしね。
降り始めると、重さで勝手に軌道が決まります。これがすごく楽です。ショートパットでも外す気がしません。
どこかに自分の軸さえ決めてしまえば、あとはそれに沿って振るだけで真っすぐ転がってくれるという楽さがあります。それにサイトラインの分かりやすさ、テークバックのしやすいバランスがあいまって、パットをやさしくしてくれています。あとは距離さえ合えばいいだけなので、パットのライン読みや傾斜に気を集中できます。
これはピンタイプなどのオールドパターにない良さだと思います。
スパイダーツアーツアプラチナムのお得な購入場所
スパイダーツアープラチナムを購入するのはネットが便利です。
GDOや有賀園ゴルフONLINEがお得に購入できます。2018年5月4日現在
スパイダーツアーツアプラチナム:GDO 24,786円(税込)
スパイダーツアーツアプラチナム2018:有賀園ゴルフONLINE 20,412円(税込)
まとめ
スパイダーツアーツアプラチナムは慣性モーメントの高さと、バランスの良さ、サイトラインの効果によって構えやすく、ストロークを安定させてくれるパターです。さらにスパストのグリップによってストロークのブレも抑えられます。順回転のかかりやすさから、初級者から上級者まで使えるパターだと思います。パットに悩んだらこういった高機能パターを使うのもいいですね。レッドやブラックよりも安く設定されているのも助かります。