雑誌やメーカーサイトでもPWを含めたウェッジを4本体制ですすめるところが出てきました。
私はずいぶんと前からウェッジは4本体制だったので、1歩進めて5本体制にしてみることにしました。
理由としては4本のウェッジでも「Between Clubs:ビトウィーンクラブ」と呼ばれる番手間の距離が20ヤードほどできてしまうことです。パー5のセカンドショットを打つ時、この隙間に入らなければいいなと思って打っていました。
今回5本体制になったことでこれが無くなりましたので報告します。
4本ウェッジ(PW46、50、56、61)体制
ゴルフをはじめて割と早い段階からウェッジは4本にしていました。
理由はハーフショットが出来ないからでした。
スイングを良くしたいとフルショットばかり練習していたので、残り60ヤードとか、ちょうど番手の間の距離とか、加減して距離を減らすということが難しかったというのが理由です。
私の場合はPWを含めて46、50、56、61の4本にしていました。
ロフト | 距離 | |
1本目PW | 46° | 110ヤード |
2本目 | 50° | 100ヤード |
3本目 | 56° | 80ヤード |
4本目 | 61° | 60ヤード強 |
各ロフトで表の距離を打つことができます。
60ヤードとかのショットが苦手だったので、61ヤードのウェッジを入れることでいつもどおりにフルショットするだけでグリーンオンできるようなセッティングです。
ところがこれでもそのままの番手で打てない距離、この場合だと90ヤードと70ヤードが出来てしまっていました。
5本ウェッジ(PW46、50、54、58、61)体制
70ヤードと90ヤードはそれぞれ練習してなんとなく打てるようにはなりましたが、ものは試しと先日からウェッジを5本体制にしてみました。
PW46、50、54、58、61の5本です。
これだと私の場合
ロフト | 距離 | |
1本目PW | 46° | 110ヤード |
2本目 | 50° | 100ヤード |
3本目 | 54° | 88ヤード |
4本目 | 58° | 76ヤード |
5本目 | 61° | 67ヤード |
を打つことになります。
ミズノのWEB情報を参考にしましたが、わたしの場合はドライバーのヘッドスピード42~43のところに入るようです。
ウェッジでのロフトの飛距離が分かりますからぜひ参照してください。
これでほぼ10ヤード刻みの番手となって110ヤードから60ヤードまでは20ヤードの隙間が無くなりました。
タイトリストのこのサイトもバンスを選ぶ際の参考になります。
実際にラウンドしてみて
まだ1回のラウンドなので評価するのには早いかもしれませんが、私には合っているかもしれません。
- 距離の打ち分けをしなくていい(5ヤードの打ち分けは短く持ったり、わずかにフェースを開けばいい)
- フルショットすればいいだけなので、100ヤード以内はほぼピンを狙えるいい位置につけられる
- ロングのセカンドを打つとき残り距離を余り気にしなくていい
- 同じ力感のショットばかりすればいいのでリズムが作りやすい
- レギューラーティーで距離もそれほどないコースを回るには有利
100ヤード以内のウェッジでは、力や振り幅の加減をしないでフルショットするだけならミスすることはまずないので安心感があります。その前のショットを打つときも「だいたいでいいや」と楽に打てる気がします。
残念なのはアプローチに使い慣れた56度のウェッジが使えなくなってしまったことです。
これだけは4度ずつの法則を壊しても、入れてもいいかと思いました。
ただ、58度のウェッジでも似た感じでアプローチできたので、そのうち慣れていくのかもしれません。
追記:この記事を書いてから10ラウンド以上しました。今ではこの選択がベストだったと思ってます。
本当にフルショットだけすればいいので100ヤード~60ヤードが簡単です。
ただ56度のアプローチにつかうウェッジだけは、使い勝手がいいので再びゴルフバッグに戻しています。
そうすると62度のものを抜かなくてはいけないので、悩みどころです。
5本ウェッジの利点
5本ウェッジ体制のメリットです。
- 番手間のビトゥイーンが減る
- 1本で距離を打ち分けなくていい
- フルショットすればいいだけなのでリズムが同じ
- 100ヤード以内のグリーンオンがほんとうに簡単
- 距離の短いコースで有利
初級者や練習時間のあまり取れない中級者向けかと思います。
上位の番手があまり厚くする必要がないとか、本数に余裕があるときはありだと思います。
5本ウェッジの欠点
5本ウェッジ体制のデメリットです。
- ウェッジで本数を割いてしまうので、上位の番手が少なくなる
- よってフルバックや距離のあるコースでは不利
- 1本で様々な距離が打ち分けられれば不要
- 他のクラブとの兼ね合いで得意な角度の番手を使えなくなる(私の場合は56度)
- セルフのクラブケースが一杯になる
- 5本すべてはあまり使わない
などがあります。
私の場合はフェアウェイから200ヤード以上先のグリーンオンを狙うと言うシュチエーションがないため、自分のお気に入りの3W,7Wを入れています。上位番手は打ちやすいのでこれで十分です。
まとめ
4本のウェッジから5本のウェッジへと変更してみたことについてまとめました。
私の場合は上位番手を固めるよりも、下位番手を充実させたほうが有利と感じたため、5本ウェッジにしてみました。メリットやデメリットがあるので、ご自身の状況でトライしてみましょう。
100ヤード以内が本当に簡単になり、ゴルフが簡単になります。