女子プロゴルフの試合を見ていると、選手やキャディがヤーデージブックを見ながらショットやパットの相談をしていたりします。
かっこいいし、便利そうだなと思っていましたが、よく行くコースにはヤーデージブックは置いてなく、販売もしていないみたいです。
ヤーデージブックがあったら、スコアも2~3打縮まるのかもしれないと思って、思い切って自作してみました。
その手順を紹介します。
1.ヤーデージブックを自作してみた!
自作したヤーデージブックです。
次に行く予定のコースで作りました。
パラッとめくるとこんな感じで、コースのレイアウト写真とグリーンの写真が載っています。
2.ヤーデージブックを自作する方法
私が自作した方法を紹介します。
2-1.楽天GORAでコースを探す
まず楽天GORAにアクセスしてゴルフ場名検索から、ヤーデージブックを作りたいゴルフ場を見つけます。そのゴルフ場の「コースレイアウト」を開きます。
このコース図をうまくプリントして、切って使ってもいいと思います。これが一番手っ取り早い気がします。
私はイラストから実際のコースのイメージが湧きにくかったので、グーグルマップの写真を利用することにしました。
2-2.グーグルマップからコースを探す
グーグルマップで該当のゴルフ場を検索して探します。ゴルフ場名で簡単に探せます。
グーグルアースのボタンを押すと航空写真になります。3Dのボタンを押すと3次元になってしまい、ややこしいので2Dのほうで十分です。
このグーグルアースの写真がグリーンの形や奥行きなどがはっきりとわかっていいなと思いました。
いままで平坦なところからグリーンを見ながら、真ん中あたりに適当に打っていましたが、右はグリーンの奥が深いとか、左はすぐにラフになっているとかはっきり分かっていいです。ナビの電子っぽい感じよりこの写真のアナログっぽい感じのほうがイメージが湧きやすいです。
ゴルフ場が見つかったら、1番ホールを探します。このとき楽天GORAのコースレイアウト図が役に立ちます。
2-3.画像編集ソフトで編集する
フォトショップなどの画像編集ソフトを使って、グーグルアースの画像をホールごとにプリントスクリーン(キャプチャ)して、貼り付けます。
A4の1枚に4つのホールを配置させます。
A4は72dpiのとき、横595ピクセル、縦842ピクセルです。
フォトショップでしたらガイド線を一度作っておくと、後から何枚も作るのにも便利です。
真ん中に縦横のラインを引きます。あとでこれに沿って裁断します。
グーグルアースの画面をキーボードのプリントスクリーンキーを押してコピーし、画像編集ソフトに移します。
上部と中央の下はホチキスで止めるのでスペースを空けておくと見やすいです。
コピーしたコースを回転させて、グリーン方向を上にします。
グリーンの部分だけは大きめに拡大させておくと傾斜を記入しやすいと思います。
フォトショップの作業が早く進むショートカット一覧
- コピー : Ctrl+C
- ペースト : Ctrl+V
- 変形 : Ctrl+T
- 縮小 : Shift +斜め端をドラッグ
- ぴったり回転 : Shift +斜め端を回転方向へドラッグ
2-4.印刷、裁断する
普通のA4のコピー用紙に印刷します。
それを4つに裁断します。
2-5.カバーをつける
紙なのでこのままだと破れたり、水に弱いと思うのでクリアファイルをカバーとして利用します。A4用の普通のクリアファイルにはさんで数mm大きめに切ります。
クリアファイルは紙の厚さ分だけの幅をつくるといいです。
クリアファイルに元々ある折目のすぐ隣にごくわずかな切れ目を入れて、折るとすっきりします。
尖った角は丸く切ります。
ホチキスで上部を止めて完成です。17番、18番ホールの画像のときに表紙、裏表紙も一緒につくります。
3.ヤーデージブックの自作のポイント
目的に沿って、使いやすいように作るのが一番かと思います。
私はヤーデージブックを作る一番の目的はグリーンの傾斜を書きこむことなので、グリーンは大きめに別に配置させました。
写真をカラー印刷しているので、その上にゴルフ場にある鉛筆では書きにくいようです。
プロゴルファーのようにペンを用意してもいいと思います。
グーグルアース上で右クリックすれば2点間の距離を測定できます。
バンカーまでの距離やフェアウェイの幅、グリーンの奥行きなどが測定できます。単位はmですからヤードに修正したいときは0.91をかけます。
あれやこれや考えながら作って3時間かかりました。
だんだんと慣れて早く作れると思いますが、この方法はフォトショップなど画像編集ソフトに慣れていないと手間がかかると思います。
追記:2回目は1時間ほどで作れました。面倒で作らないこともあるのですが、たまに「あ、このミスはヤーデジブックがあったら防げたな」と感じることがあり、できるだけ作ろうと心を新たにしました。1度作ればずっと使えるものなので、はじめの勢いが大事ですね。初めてのコースのブラインドホール、ショートホールで過去に何番で打ったかなどが参考になります。
まとめ
ヤーデージブックを自作する方法を紹介しました。
ある程度手間がかかるのですが、これで2~3打スコアが良くなったら1回練習に行くよりも効果があるかもと思いました。
あとはこれを活用することと、思ったところに打つ練習ですかね。