アイアンのライ角を変えてみたらパーオン率40%→60%へ

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ある程度ゴルフをしてきてスイングも出来上がっているのにショットが安定しないのはライ角がずれている可能性が高いです。
私もそのひとりでした。
手持ちのアイアンをライ角調整した結果、パーオン率が40%台から60%台へと劇的に変わりましたので報告したいと思います。



1.7番アイアンは61~62度のライ角が一般的

まずは基礎知識としてライ角についてです。
クラブのソールを地面に置いたときにできるシャフトと地面との角度のことをライ角といいます。

ライ角の画像

通常、ゴルフクラブメーカーでは日本人の平均身長である167cmくらいの方向けにライ角を設定しています。
そして基準となる7番アイアンのライ角は61~62度くらいに設定されています。

2.ライ角調整の表をもらった

私が行ったのはPING式のフィッティングを行ってくれるゴルフクラブ販売店です。

クラブ 調整前 調整後 メーカー基準値
5I 60.5 63 61
6I 61 63.5 61.5
7I 62 64 62
8I 62 64.5 62.5
9I 63 65 63
PW 63 65.5 63.5
50 64.5 66 63.5
56 64 66.5 64
61 64.5 66.5 64

これがライ角調整をし終えてクラブを受け取る時にもらった表です。
ライ角調整前と調整後、またメーカーが発表している数値が書かれています。

結論から言うと私は7番アイアンで2度アップライトにしました。

2-1.フィッティングの内容は?

私は身長が175cmでゴルフシューズをはくと178cmあります。
PING式のフィッティングによると手首から床までの長さも測ります。

これをPING独自の色のついた表に照らし合わせると「イエロー」の区分でしたので、標準よりも1.5度アップライトがいいということでした。
ただ手持ちのアイアンはピンでいうところの標準よりも0.75度ほどフラットに作られているので1.5+0.75=2.25ですが、「2度アップライトに調整しましょう」ということになりました。
クラブの長さやグリップの太さはそのままでいいようです。
この間には自分のクラブで打って測定器でボールのキャリーや飛距離、弾道を見ています。

今日のスイングが「たまたまこんなだったらどうするのだろう」などと疑問がわきまくりで、結果が見えていないためこの段階では気持ち的には納得できませんでした。
今までのライ角でもまずまず打てているのに、それが出来なくなってしまうという不安のほうが大きかった気がします。

3.アップライト、フラット

ちなみにライ角を大きくすることを「アップライトにする」といい、同じ打ち方であれば今までよりもフックボールが出やすくなります。そしてライ角を減らすことを「フラットにする」といい今までよりもスライスボールが出やすくなります。
正しいスイングができたときにライ角が影響するのはまっすぐ出たボールが頂点を過ぎた後、右に曲がるか左に曲がるかだそうです。
このあたりもフィッターさんより説明があります。

4.ライ角が2度違うとまったく違う

調整は翌日には出来上がりました。

ライ角の違うクラブを比較している画像

これは56度のウェッジで、同じ35インチの長さのものです。
手前がライ角調整していない64度のもので、奥がライ角調整をした66.5度のものです。
この番手では2.5度アップライトになっています。

35インチ(889mm)のクラブで2.5度ライ角が違うとグリップエンドでは38mmもの違いがあります。

ソール部分を地面と平らに合わせておけば約4cmもボールに近づくのです!

はじめはかなり違和感があります。

ちなみに5番アイアンでは

調整前が60.5度、調整後が63度ですので、グリップエンドでの差は41mmでした。

5.正しいライ角のアイアンで打ってみた結果

ソールを地面に合わせた時に、4cmもグリップがボールに近づくというのは衝撃的です。
さっそくその日の夜、練習場に行って打ってみました。

  • 今までどおりの打ち方
    まず今までどおりの打ち方です。
    アップライトしたライ角は無視していままでと同じグリップ、同じスイングで打ってみます。クラブフェースのトゥ側を10円玉1枚分ほど上げる感じです。
    これは今までと同じなので「まあ 打てるなあ」というくらいの感じでした。
    ところが、打ちこんでいくにつれて、今までは出なかった強いフックボールが出るようになりました。
    これには困って新しい打ち方をしてみました。
  • 新しい打ち方
    クラブを地面と平らにソールして、体をその分ボールに近付けてみました。
    グリップもいつもの強いストロングよりも、被せを抑えた弱いストロングくらいが自然に感じます。シャフトの長さは変わらずに体がボール側に近づいた分、少し胸が起きる感じです。
    これで打つようになると今までのハンドファーストを強く入れるイメージは弱まるものの、よりアームターンが自然と入るスイングになって、ボールがよく捕まるようになりました。

何よりもほぼ無意識に振ってもいいストレートボールが出ます。
これは自分の骨格に合っていると直感しました。

6.スイングを変えるのか?

私のようにライ角が2度も変わると同じスイング、同じグリップにするよりも、スイング、グリップともに少し調整したほうがいい結果になると思います。
私は5番アイアンが7番アイアンを打っているくらいに簡単に感じました。
ただ胸が少し起きぎみになったことで、いつも簡単なウッドを打つイメージが変わりました。
このあたりは簡単になったアイアンをメインにして4番アイアンを購入してもいいのかなと思いました。
またアプローチも感じが変わってくるので、新しいアプローチのフォームも取り入れてみました。

7.ラウンドしたらどうか?

クラブ調整をした翌日がラウンドでしたので、はたして上手く当たるのか不安もありましたが、結果は想像していた以上にいいものでした。
パーオン率はいつも40%台ですが、いっきに60%を超えてきました。
アイアンが曲がらないのです。
一気にラウンドが楽になりました。この日は新しいパッティングスタイルも試したのと1ホール大たたきがありましたが、それでも85(37)でした。
これは今後のラウンドに期待ができます。

追記:その後ラウンドを重ねていますが、ライ角調整をして正解だったと感じています。自分の身長やアドレスにに合っているなと感じます。スイングも良くなってきていると自分なりに感じます。アイアンで大きく曲がることがほぼないです。パーオン率60%はあれ以来なかなか出ないので新車効果みたいな部分もあったのかもしれません。

8.ライ角調整の注意点

  • ライ角調整はクラブによってできる、できないがあります。販売店に問い合わせてください。基本的にはフォージドはできて、フォージドでなくてもできるアイアンもあります。
  • ライ角調整はクラブに傷がつきます。クラフトマンは布を当てたりして気をつけてくれますが、傷がついてもいいことを承諾しないと受け付けてもらえません。
  • メッキにひびも入ります。クラブを曲げるときにピシッと音がしてメッキが割れる音がするそうです。
    これらのことを聞くと、大切なクラブがキズものになって返ってくるというイメージがして頼むことを躊躇しました。
    返ってきたクラブを見た時に1~2本だけこれがその傷かなとも思いましたが、使っていくうちに出来た傷と見分けがつかなかったくらいです。
    またライ角はもとに戻すこともできるので、スイングが変わってしまって上手く打てなくなってしまったら、元に戻せばいいと思います。ただクラブに傷は残るのかもしれません。

9.どこでライ角調整するの?

信頼できる販売店で行ってください。ライ角調整を積極的にすすめているクラブメーカーはPINGとミズノです。ここの公認フィッターのいる販売店がおススメです。
クラブはPINGやミズノ以外のものも見てくれます。私はスリクソン745(ダンロップ)のアイアンをPING式のフィッティングをしているお店で調整しました。フィッテング料は3,000円、工賃は1本500円でした。

PING公認フィッター在籍店

ミズノ公認クラブフィッター在籍店

10.オススメする人・オススメしない人

ライ角調整をオススメする人とオススメしない人を表にまとめてみました。

オススメする人 オススメしない人
経験値 ライ角調整をしたことのない中級者
スイングがある程度できそうと思える初心者(スポーツ経験者や一般的な体力のある人)
ボールが飛ばない初心者
スポーツ経験がまったくない人
現在のライ角でスイングが出来上がっている人
ゴルフ頻度 積極的に毎月ラウンド
練習も大好き
年に数回のラウンド
お付き合い程度
アイアンの種類 フォージド フォージドでない(フォージドでなくてもできるものもあります)
クラブの傷 少し傷がついてもいい 1つの傷も許せない
スイングを変えていいか 変えていい 変えたくない
マインド スイングの核心に迫りたい
さらに上達してスコアアップしたい
現状維持でいい
簡単にボールを打ちたい

あなたはどちらに入るか見極めてみてください。

まとめ

アイアンのライ角調整をしてみた結果、私には劇的な効果がありました。
はじめから調整済みのクラブを使っていればもっと早く上手くなれた気がします。
スイングはある程度できそうだと自信のある初心者の方であれば初めからライ角調整できるクラブを買い求めた方がいいと思います。
ライ角調整をされたことのない中級者の方にもぜひおすすめします。

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