アイアンのアドレスはライ角とシャフト長で自動的に完成する

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アイキャッチ画像

ラウンド中にいままで上手く打てていたのに、突然ミスが出始めることがあります。
それはライ角が合っていないばっかりに、意識的に調整が必要なアドレスをしているからかもしれません。その調整がちょっとでも狂うとナイスショットが打てなくなるのです。
あなたの体にとって自然体のアドレスができれば、特に意識しなくてもナイスショットが連発します。ここぞというときのミスも無くなります。

1.間違って作られたアドレス

今のあなたのアドレスは「このクラブは少しスライスしやすい」とか認識していて、練習を繰り返してうまく打てるように調整しながら構えているのではないでしょうか。
調整が必要な時点で、あなたの体にぴったりとは言えないのです。
その調整は本来はクラブがすべきことなのです。

2.ライ角がアドレスをつくる

まずはあなたの身長や腕の長さから理想とされるライ角とシャフト長のクラブを手に入れてください。それに合わせてアドレスをします。
するとそれだけで正しいアドレスができるのです。
あなたに合ったアドレスは実はもともと決まっていて、正しいライ角とシャフト長のクラブを使うことで導かれるのです。

「腰を30度曲げる、膝はこれくらい曲げる」とかは大まかな形を覚えるために必要かもしれませんが、骨格はみな違うため万人が違うアドレスになります。

2-1.ライ角

ライ角とはクラブのシャフトと地面とにできる角度のことです。

ライ角の画像

市販の7番アイアンは61~62度に設定されていることが多いです。
身長が170cmを超えてくるとこのライ角ではフラット過ぎる場合が多くなります。
PINGのフィッティングでは他に腕の長さも勘案してライ角が決定されます。

2-2.クラブの長さ

クラブの長さは7番アイアンで37インチくらいが多いです。
170cmから185cmの身長のひとにはちょうどいいですが、170cm以下の人には長すぎます。
長すぎるシャフトを使っていると、無理にハンドアップに構えるなど調整をすることになるので正しいアドレスは身につきません。

長いクラブを短く握るのももったいないです。左腕のアームローテーションを自然に起こさせるためには、グリップが太くなるテーパー部分に左手の小指球を乗せたいからです。

3.ライ角の合ったアイアンのアドレス方法

ライ角の合ったアイアンで行うアドレスの方法を解説します。

3-1.ソールは地面と平らにセット

ライ角とシャフト長が調整されたアイアンではソールを地面と平らにして構えてもかまいません。そこからグリップしてくることで自然と正しいアドレスになります。

ソールを地面と平らにした画像

3-2.アドレスの手順

アドレスの手順の画像

アドレスする順番を見てみます。

  1.  地面にソールを平らに合わせる
  2.  クラブの傾きを維持したまま、左腕は自然に垂らし左股関節の前でグリップ
  3. 右手を左手より下げてグリップ
  4.  この段階で前傾や膝の曲げ具合などは勝手に決められます。

ソールを地面と平らに置くという単純な動作をするだけで、グリップする正しい位置がわかるので、クラブを正確な測りとして利用できるのです。
再現性の高いアドレスができます。

3-3.トゥ側を少し上げる場合

平らに置いたソールとコインを挟んだソールの画像

身長の低い人やフラットにスイングするタイプの人、手のひらに対してクラブを直角にグリップする人にはクラブのトゥ側にコインを1~3枚を挟むように浮かすほうがやりやすいです。

コインを挟んだアドレスの違いの画像

10円玉をトゥ側に2枚挟んでアドレスした写真を重ね合わせてみました。
薄く見えるほうが10円玉を挟んだ方です。

数cmのハンドダウンになるので、その分前傾が深くなり、腰の曲がりが増えます。
ひざを曲げて調整することもできます。

私はこうするとフックが強くなってしまうので、人それぞれやりやすい方でいいと思います。

3-4.トゥダウン

アベレージゴルファーがスイングしてもクラブのトゥ側が下がるハンドダウンの現象が多少は起こっています。自分のスイングでどれくらいトゥダウンが起こっているかはミズノのパフォーマンスフィッティングでわかります。
シャフトの固さやスイングスピードによって変わるのだと思いますが、それほど意識しなくていいと思います。

ミズノパフォーマンスフィッティング

4.アドレスとボールの位置

アドレスしたときのボールの位置はクラブの番手ごとにかわります。
左股関節の前でグリップしたら、左股関節とグリップの関係性を保ったまま、左足、右足と広げて構えます。
このようにすると左股関節とグリップとボールの位置関係を保てるようになります。

足の移動の手順の画像

番手がかわっても、左足と右足の広げる幅を変えることで調整し、左股関節とグリップとボールの位置関係は変えません。

ゴルフアドレスで手の位置は左股関節の前のイメージがマスト

にもう少し詳細な手順を説明していますのでご覧ください。

5.ライ角・シャフト長の調整

ライ角やシャフト長の調整はゴルフクラブの販売店で行います。
PINGやミズノの公認フィッターの在籍しているお店がオススメです。
ライ角調整ができるのは鍛造(たんぞう;FORGEDと刻印されている)という作られ方をしたクラブです。またはPINGのクラブがライ角調整できます。
手持ちのクラブがどれくらい曲げられるのか、どれくらい曲げたらいいのかはフィッターと相談しながら決めてください。フィッティングは3,000円、ライ角調整は1本500円ほどです。

PING公認フィッター在籍店

ミズノ公認クラブフィッター在籍店

私がアイアンのライ角調整をした際の体験を書いていますのでこちらも参考になると思います。

アイアンのライ角を変えてみたらパーオン率40%→60%へ

まとめ

アドレスを再確認するのにライ角とシャフト長の重要性について説明しました。
あなたに合ったクラブを手に入れることが、自然体のアドレスをする最初のスタートになります。
いつも一定のボールを打てるようにライ角のあったクラブを使うようにしましょう。

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