パットが入らなかったら、ボールを疑ってみるというのもあります。
ボールの芯がずれている可能性があるからです。
特許庁のHPでこんな一文を見つけました。
ボールの重心位置が中心から0.1mmずれると、4mのパットではカップ1つ分曲がり、1.5mのパットでもカップ半分曲がる ウィルソン
だから真っすぐ打てても入らないのは当たり前?
そんなことあるのかと半信半疑だったかんたろうですが、このCheckGo PRO(チェックゴープロ)というマシンを買ってから確かにそうかもなと思えるようになりました。
もう半年以上使っているのでレビューしてみます。
1.CheckGoPROとは?
CheckGo PROは毎分10,000回の高速回転によって、ボールの重心を導き出し、ボールにラインを引ける器具です。セット内容は上の写真のように本体と電池、付属のマジックペン、説明書(英語と日本語)です。
図のように重心のずれたボールを打ったとすると、重心のある側にボールは曲がって行くことになります。
大きな四角がパターヘッド、大きい丸がボール、小さい丸がボールの中心、赤い丸が重心です。
2-1.ボールラインを書く手順
まず電池を入れます。
ここはプラスドライバーが必要です。
ただ面倒なのでかんたろうはいつもねじを緩めておきます。
本体のキャップを外してボールを中にセットし、再びキャップをします。
本体のボタンを押すと勢いよくボールが回り始めるので、15秒ほどまって緑色のランプが点滅から点灯にかわったら付属のペンを穴に差し込みます。
ブーンと1秒ほどでラインが引けます。力加減は何度か行ってつかんでください。
わりときれいにラインが引けます。
このラインはボールにプリントしてあるラインとはまったく異なります。
あのラインは何かしらの根拠のあるラインではないんですね。
つまりCheckGo PROでは図のようにボールの重心のラインが引けることで、重心のズレを縦方向に使うことができます。横方向へのズレがなくなるはずです。
3-2.二重に同じラインが引けるか検証した結果
では先ほど引いたラインは本当に重心を表したラインなのでしょうか。
半信半疑でしょうから、再度同じことをして、重ねてラインが引けるか検証してみます。
ちょっと意地悪してラインは縦にしてボールをセットします。
再度ボタンを押して約15秒待ちます。
縦だったラインがみるみる水平に集まってくるように見えます。
再度ペンを挿入してラインを引きます。
どうでしょう。まったく同じところにラインが引けて重なっています。
別なボールでも試してみます。今度は1~2mmほどずれたところにラインが引けました。
3つのニューボールで検証してみましたが、ほとんど同じところにラインが引けました。
どうでしょう。
かんたろう的にはすごくよくできているなと感心しました。
もう何十回も使っていますが、2重に引こうとするとだいたい同じ付近に引くことができます。
理屈と実際があっていると思います。
まれに何度やっても全くバラバラにラインが引かれるボールがありますが、これは本当の中心に重心があるボールのようです。だからこれがベストボールといえるでしょうね。見分けるには何本もラインを引く必要があるので汚くなってしまいますが。
経験的には1ダースに1つあるかないかくらいだいと思います。
2-3.CheckGo PROを動画で検証
3.パットへの効果
かんたろうはパットのときにCheckGo PROで引いたボールのラインを打ち出す方向に合わせてセットします。
こうすることよって、スパットがなくても打ち出し方向と平行に構えられるようになりました。
パターのヘッドのサイトラインとこのボールラインを合わせてからアドレスに入ります。
肝心の転がり方ですが、あくまで感覚になってしまいますが、真っすぐ行っていると思います。
もしカップを外しても、自分のフォームだったり、ラインの読み違いだったりとボールの芯以外の要素だったと思えるので、ボールへの不信感がなくなりました。
4.ドライバーへの効果
ドライバーでアドレスする方向に自信のない方はこのライン合わせをティーグラウンドでも行います。
ティーを差してボールを置くときに、後ろから見てボールラインを打ちたい方向に合わせます。
ボールラインと平行に構えればアドレスの方向のミスが無くなります。
このボールでは重心のズレを縦方向に使えるのでサイドスピンも減少しているはずです。
5.ロストボールは芯がずれている?
何度も打っていると芯がずれてくるから、ボールは1ラウンドしたら新しいものに替えたほうがいいというのが上級者の方の意見に多いですね。
実際に芯がずれてくるのかどうか試してみました。
CheckGo PROで新品のボールにラインを書いた後、数ラウンドしてから再びボールにラインを引いてみました。
ひとつはまったく同じ位置にラインが引けて、もうひとつは3mmくらいずれていました。3mmくらいのずれは新品のボールにも起こるので、なんとも言えません。
ただ大幅にずれるということはなかったのでラウンドしても重心が大きくずれてしまうことはないようです。
6.マジックの跡はCRCで拭く
マジックペンでラインを書いたボールを打っているとドライバーやアイアンのフェース面にマジックがついてしまいます。これがフェースのどこでボールを捉えているかを知るのに意外と役に立つのですが、フェースが汚いとカッコ悪く見えますよね。そこで試行錯誤してたどり着いたのがKUREのCRC5-56です。
シュッと吹いて布で拭けばマジック跡はほとんどキレイになります。
金属製のフェースやシャフトのサビを予防にもなるので、クラブの手入れは最近これで行っています。
カーボンのシャフトに使っていいかわからないのですが、いまのところ大丈夫です。
プラスチックには使えないようです。
かんたろうが使用しているのはこの商品です。Amazonで5,000円以下で販売されています。アマゾンプライムですぐ届くので週末のラウンドに間に合います。
まとめ
CheckGo PROは疑わしいものではなく、理屈と実際があった商品だと思います。
ボールの重心のずれによるボールの転がりの不安定さを防ぐことができます。
パットに対して思考的なこだわりがあって、ボールにラインを入れてもいいよという方は購入して損のない商品です。