「パターの転がりをよくするには芯で打て」と言われます。
パターの横の芯であるサイトラインとボールのラインをまっすぐに合わせることはよく確認していたけれど、縦の芯はあまり気にしたことがありませんでした。そこでパターの縦の芯の位置を探って、どれくらいパターを浮かせればいいのか検証してみました。
1.ストロークを確認する
まずは自分のストロークを確認します。
コインを10枚重ねて、ボールに見立てて打ってみます。
するとこんな感じになります。上から6枚が飛びました。7枚目がちょっとずれています。
もう一度打ってみると上から4枚が飛びました。何回かやっているとだいたい何枚飛ぶかが分かってきます。
すごく一定して飛ぶ枚数がそろう日もあれば、バラバラの日もあります。
ここはストロークやグリップの位置、重心などのバラツキなどによるので一定に打てるように練習が必要と感じました。
2.パターはコイン何枚浮かすのか?観察してみた
机の上にボールを置き、コインを積み重ねてその上にパターを置きます。
横からよく観察してみてください。
コイン1枚分浮いているとボールの赤道がフェースの上側に当たっていて、5枚でちょうど真ん中、10枚ではフェースの下側に当たっています。
先の実験で5枚程度コインが飛んでいればフェースの真ん中で打てていることになります。
3.パターはコイン何枚浮かすのか?打ってみる
ただいろいろ試しているとフェースの上下の中心が芯とも限らないと感じたので、実際にどれくらいコインを重ねたらフェースの芯に当たるのか検証してみました。
今度は積んだコインの上にヘッドを置きます。コインを10枚から始めてください。大げさですがこれくらい高い方が打感の変化を感じやすいです。ちなみにコインの厚みは以下のとおりです。
- 1円玉 1.5mm
- 5円玉 1.5mm
- 10円玉 1.5mm
- 50円玉 1.7mm
- 100円玉 1.7mm
- 500円玉 1.8mm
厳密には同じ硬貨にそろえたほうがいいと思いますが、混じっていても大丈夫です。これでコイン10枚です。
この高さにソールしてスレスレでボールを打ってみます。
新聞紙など敷いてゴルフシューズもはいた方が正確な感じがつかめると思います。
10枚コインがあるとさすがに上をこすった感じがあると思います。打感を覚えておいて、コインを1枚ずつ抜いていきます。
この写真はコイン5枚です。コイン7枚とかでも打てるので、けっこうヘッドが浮いていても打てるのだなと思いました。5枚から2枚くらいが芯なのかなと感じます。
このパターはコイン2枚くらいでフェースの上側にボールが当たった方がビーンと手に響いてきます。この感覚が芯なのかどうなのか分からないのですが、実際のグリーンで転がりを確かめてみたいと思います。
またはストロークが正確でなく2枚を敷いて打ったとしても、実際は4-5枚の位置でストロークしているのかもしれません。
さらにパターによっても、芯で打ったときに手に振動がくるタイプと来ないタイプがあるようです。このあたりは深いし、お持ちのパターやストロークの仕方でいろいろなパターンがありそうなのでぜひトライしてみてください。きっと発見があります。
10枚からスタートしましたので打ちながらフェースが上過ぎと思ったら、積んでいるコインを1枚、2枚と右上に移動させます。
ちょうどいいと思ったら真ん中へ移動させ、下過ぎると感じたら右下にコインを置きます。
そうすれば●枚~●枚のコインの時に芯に当たっているのかがわかります。
かなりパターによって違うのですが、3枚~7枚くらいの間に打ちやすいと感じるところがあるようです。
それぞれお持ちのパターによってかなり違うのではと思います。
またボールの位置や重心の掛け方によっても違うのでぜひ実験してみてください。
トウやヒールを浮かして構える方もいますが、ヘッドの一番低いところで合わせればいいと思います。
4.グリーンでも試してみる
この一連の検証を本物のグリーンでもぜひ試してみましょう。
ラウンドの日は早めに行って、練習グリーンで一度同じように試します。
グリーンではゴルフシューズのスパイクの部分が若干沈むので、部屋で検証したときとは違った感じになるかもしれません。
ベストな転がりをする高さを見つけたら、その枚数のコインをセロテープで止めていつも同じ高さで打てているかチェックするようにします。
5.プロはどれくらい浮かしている?
イボミ選手もコインを何枚か挟んで練習しているとテレビ中継で聞いたことがあります。
残念ながら何枚だったか思い出せないのですが、何枚か重ねて、その1番上のコインだけを打つ練習をしたそうです。トウ側を少し上げているように見えるときがありますね。
まとめ
パターの縦の芯の見つけ方とその芯で打つためのチェック方法をご紹介しました。
パターのフェース面の横と縦の芯を合わせて打てるように練習を重ねましょう。
かんたろうが実践していいと思った胸骨を使ったパターの打ち方がプレッシャーに強い理由やCheckGoPROでボールの重心ラインを見つけ書く方法も試してみてください。