学生のころからゴルフをされてきた方はマイ目土袋を持って、ターフの取れた個所を目土で埋める方が多いです。
やり慣れているからでしょうが、ともてスマートに見えてゴルフも2割増で上手に見えます。
私は初心者のころは自分のプレーに精いっぱいで目土(めつち)どころではありませんでしたが、中級者くらいになると、そろそろ目土をしたほうがいいのかと思いはじめました。なんだか気恥ずかしさもなんとなくあり、惰性で目土をしてきませんでした。ですがそろそろそういった気遣いのできるプレーヤーになりたいと思い、思い切って目土袋を買ってみました。
1.マイ目土袋を買う
目土をするとなると、自分のセカンドショットを打つ地点まで目土袋を持っていく必要があるので、カートについている共有の目土袋を独占して使うのも悪いような気がします。
とはいえこの共有の目土袋を使用しているのをいままで2人くらいしか見たことがありません。
共有の目土袋を使うか、マイ目土袋を買うか迷いましたが、シャベルと合わせても2千円ほどだったため、購入してみました。
目土袋もデザインのかっこいい方が使う気になるのかなと思いました。共有のものよりも小ぶりで持って歩くのもそれほど気になりません。
2.目土袋の使い方
まずスタートホールのティーグラウンドの近くの目土箱に目土が盛ってありますから、重くなり過ぎない程度に目土袋にシャベルで移します。
目土袋は自分がよく座るカートの足元に置いておきます。カートでは他の人の邪魔にならないように、2人掛けの真ん中部分や壁に近いところに置きます。
後ろにつりさげられるカートもあります。
慣れないとセカンドショットの場所まで目土袋を持っていくのを忘れてしまいがちです。忘れてしまったときはカートまで取りには戻らずにあきらめて、スロープレーにならないように気をつけます。
なかなか完璧には出来ないのですが、セルフプレーの場合はその時その時で出来ることをするように心がければいいと思います。
また朝は緊張していたり、自分のゴルフができるか不安だったりして目土をする余裕がないことがあります。そんなときは午後のハーフのスタートから目土をはじめてもいいと思います。
2-1.その他の目土袋の使い方・注意点
- ラウンド終盤で目土が余りそうだったら、他のディボット跡も埋めて目土を使い切るようにします。
- 使いきらない目土をバンカーに捨ててはいけません。砂の種類が違います。
- もし目土を余らせてしまった時はキャディさん・クラブを拭いてくれる方に伝えましょう。共有の目土袋に移してくれます。
- キャディバッグが汚れないように使用した目土袋はビニール袋に入れてからしまいます。
3.目土の仕方
セカンドショットを打つ時にクラブと一緒に目土袋を持っていきます。ショットしてディボット跡ができたら目土を1杯落として上から軽く踏みつけます。
目土の仕方です。
- ディボット跡に少し山になるくらいに目土を入れます。
- 軽く踏みつけて平らにならします。
この動画が参考になります。
4.目土の効果
アイアンで大きく削られた芝生は半年くらいは何かしらの跡が残るとコースの方に聞いたことがあります。
目土をすることで芝が必要な砂の層ができ、ランナー(ほふく茎)が伸びて芝が早く再生します。
5.目土をしている人ってどれくらい?
私は年間100人くらいの人とラウンドしますが、そのうち目土をしていた人は5人くらいです。グリーンのボールマークの修復や、バンカーならしはほとんどの人がしますが、フェアウェイのディボット跡を直す人は少ないですね。
メンバーさんや競技会など環境によっても違うと思います。でも実際に目土をしている人は多くはないです。
初心者も含めて全員が目土をしていたらスロープレーになってしまうのでしょうが、経験を積んだ人は待ち時間に目土をしてみましょう。
6.後続組への配慮
ディボット跡に目土をするのは後続組への配慮ともなります。
- ディボット跡にボールが落ちない
- ランがもっとでる可能性がある
からです。
プロの試合では目土をせずに、ディボット跡の土手をクラブで叩いて直すことで後続組への配慮をしています。目土をすると小さなバンカーから打つような感じとなり、繊細なプロのショットに影響が出るからです。ラウンド終了後にコース側で地面と高さと同じになるように目土しているそうです。
一般にラウンドするのであれば紹介した方法で目土をするようにします。
まとめ
目土のやり方について紹介しました。ある程度経験を積んでプレーに余裕が出てきたら待ち時間を使ってスロープレーにならない範囲でディボット跡を埋めましょう。
芝や芝の育成に関わる人に感謝し、後続の組へ配慮することが、回りまわっていつかは自身へのプラスとなります。