米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで開催されたマスターズはセルヒオ・ガルシアが見事優勝しました。
そのときに使用していたクラブ、特に赤いパター、スパイダーツアーレッドが気になったので調べてみました。
1.ジェイソン・デイのプロトタイプとして作られたパター
スパイダーツアーレッドはもともとジェイソン・デイのためのプロトタイプとして作られたパターだそうで、赤い色はデイの地元・オーストラリアに生息するセアカコケグモを模したそう。セアカコケグモとは日本では外来種としてちょっと迷惑がられている背中の赤い小さな毒グモです。
文字通り、まさに赤いスパイダーなのです。
2.スパイダーツアーレッドとブラックの違い
レッドとブラックの違いはフェースインサートの違いで、ブラックにはアルミニウムが配合されています。レッドは柔らかな音で、ブラックはよりしっかりとした音と感触を感じます。
ロフトは3.5°、ライ角は70°で共通です。
日本版は長さは34インチのみ。
グリップの重さが違います。
発売は2017年4月です。
数量限定で価格は45,000円(税別)です。
モデル | Spider Tour Red | Spider Tour Black |
ヘッド素材/フェース素材(製法) | アルミニウムボディー&スチールフレーム / アイオノマー | アルミニウムボディー&スチールフレーム / 80-20アルミニウム |
ロフト角(°) | 3.5 | |
ライ角(°) | 70 | |
長さ(インチ) | 34 | |
シャフト(ホーゼルタイプ) | ショートスラント | |
グリップ | TM winn JD Red (径59/58g) | TM winn JD Black (径59/76g) |
3.US版は左利きもあり、33、34、35インチが選べる
スパイダーツアーレッド・ブラックのUS版は左利きもあり、33,34,35インチが選べます。
すぐに試したいかた方はこちらもいいと思います。別売りのウエイトも気になります。2017年7月10日に問い合わせたところ、およそ10日で発送可能とのことです。
- 安く購入したい方
- インチ違いを試したい方
- 左利きの方
- ウエイトを操作したい方
グリップもスパストにしたいなど、どうせカスタムしてしまうのなら、こちらもおススメです。右利き、左利き、長さ、ライ角、シャフトのカラー、グリップ、グリップラップ数を選ぶことができます。
TaylorMade Spider Tour Custom Putters (カスタムパター)From $219.99 (¥23,759) Option1
4.パターに弱点のあるガルシアをマスターズ優勝させたスパイダーツアーレッド
マスターズのツアー中継を見ていても中島常幸プロが必ず解説するのがガルシアのショートパットの弱さですね。プロでも弱点があるんだなと毎回思っていました。ガルシアはショットは天才的で「神の子ガルシア」と称されるほどですが、緊張した場面でのショートパットをたまに打ちきれずに外すという課題を持っていました。
今回のマスターズ優勝はその課題を補完してくれたスパイダーツアーレッドのおかげといってもいいのでは、と思いました。
あと一転がりってパットが入ってましたしね。
5.サイトライン入りが発売された
加筆2017.1011
かんたろう的にはスパイダーを構えた時に、ちょっとだけ不安になるのがサイトラインがないということです。
よく使うパターにはすべて白いサイトラインが入っていて、これをボールラインと合わせるようにしています。
スパイダーはサイトラインがわざとなくなっているので、気にせずストロークできていいようなのですが、やっぱりないと何か不安でした。
こんな声が他にもあったのか、サイトライン入りのスパイダーツアーレッドが発売されました。
TaylorMade Spider Tour Red w/Sight Line Putter
サイトライン入りのスパイダーツアーレッド
まとめ
テーラーメイドのスパイダーツアーレッドパターは有名プロも使って結果を出している直進性のよいパターです。
ガルシアが優勝してフェイアンセとグリーン上で抱き合う姿を見て、感慨ひとしおでした。